(以前からあるようですが、メモとして。)
”Online Daisy “はベルギーの企業Pyximaが提供するDaisy Online Delivery Protocolをベースとした「DAISYオンライン配信プラットフォーム」です。
http://www.online-daisy.com/
ウェブサイトでは、どのような機能があるかという話はあっても、どのようなコンテンツを保有しているかという紹介がされておりませんので、AmazonのKindle Storeのようなコンテンツを提供するウェブサービスではなく、そういうウェブサービスを提供する機関や企業に”Online Daisy “というソリューションを提供するという話のようです。
このプラットフォームでは、DAISYコンテンツ(図書、雑誌、新聞)をWeb上からストリーミングで再生したり、デバイスに直接ダウンロードしたり、Podcastで自動的な配信をうけることができるとのことです。
デモサイトが公開されており、どのようなサービスが利用できるかを試すことができます。
月: 2014年3月
WebAIMが第5回スクリーンリーダーユーザー調査報告を公開
WebAIM (Web Accessibility In Mind) が2月26日に第5回スクリーンリーダーユーザー調査報告を公開しています。
- WebAIM: Screen Reader User Survey #5 Results | WebAIM
- (WebAIMブログの紹介記事)WebAIM: Screen Reader User Survey #5 Results
なお、2012年5月に公開された第4回スクリーンリーダーユーザー調査報告について、WebA11y.jpが日本語訳を公開しています。
オライリー提唱の執筆・制作用フォーマットHTMLBook仕様案の日本語訳
公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)XMLパブリッシング研究会が米国の出版社O’Reilly Mediaが提唱するHTMLBookフォーマットの仕様案及びHTMLBookの紹介ページの日本語訳を公開しています。
HTMLBookはオープンで、XHTML5ベースでプリントとデジタル双方の本を執筆・制作するためのフォーマットです。XHTML5(HTML5)のサブセットでセマンティクスにEPUBの語彙(EPUB 3 Structural Semantics Vocabulary)を使用しています。
PDF、EPUB、mobi(Kindle形式)、DAISYなどの電子書籍フォーマットをマルチに提供するO’Reilly Mediaですが、そのO’Reilly Mediaがgitでバージョン管理する出版プラットフォームAtlas(ベータ版)を立ち上げています。そのメインの制作用フォーマット(マルチフォーマット対応のためのソースファイル)にHTMLBookを据えようとしているようです。
HTMLBookの仕様はまだドラフトの段階であり、HTMLBookの仕様案そのものがAsciiDoc形式で公開されているように、AtlasではまだAsciiDocがメインに使われているように思われます。なお、AsciiDoc形式の他にMarkdown、DocBook XMLでの入稿も可とのことです(→参考)。
HTMLBook、DocBook、AsciiDocの関係については、CAS-UBブログが以下のエントリで解説をしています。
- CSSによる本作りの未来を占う―HTMLBookとはどのようなものか? 果たして普及するだろうか?(2013年11月4日)
- CAS-UBとO’Reilly Atlasの機能を比較してみた。(2013年6月1日)
O’Reilly Mediaのマルチフォーマット対応については以下をご参照ください。