ゲーム機の攻防の歴史はハードとソフトウェア、プラットフォームの関係を考える上で学ぶところが多い。いやいや、そんな前向きな考えはどうでもよくて、ゲーム機の歴史は普通にエンターテイメントとして面白い。
子どもの頃から身近なものだったということもあります。子どもの頃は当然、買う側ですが、大人になって少しは社会の事情も分かってくると売る側の事情というものも理解できるようになってきます。売る側のメーカーを中心に歴史を振り返ると、買う側と売る側の両方の思惑が自分の中で交差したりして、「いやいや、そうだったのか〜。でもなんとく、あの時、あの友達の家においてあった頃は確かに〜」などと子ども時代に肌で感じた実感とリンクしたりします。
と、まぁ、どうでもいい前置きが長々と続いてしまいましたが、ゲーム機の歴史が面白いと感じるのは私だけではなく、いろいろな人が動画なり、Wikipediaや2chなどでまとめてくれています。そんなのをまとめてみました。
目次
1.動画
最初に紹介する「ゲーム機戦争・ゲーム機大戦」は秀逸です。秀逸すぎてGIGAZINEが新しい動画が公開される度に紹介してくれていますので、ご存じの方も多いかと思います。GIGAZINEの紹介と重複してしまいますが、これは何度みても面白いので改めて紹介しても可ということで。この動画のシリーズ、第4次で更新が止まっておりますが、11月には新しいものが投稿されるようです。続きが楽しみです。
ゲーム機大戦は別に、以下のような真面目にスペックなどを紹介する動画もあります。30分。ちょっと長いです。
おまけ ゲーム機の動画ではないけども・・・
ゲーム機の動画ではないのですが、ニコニコ動画では、以下のようなゲーム機の全ソフト紹介などがアップされていて、金曜日の2時頃あたりについつい観てしまいます。動画と一緒に流れる、コメントの「神ゲーきたっ!」とかといっしょにみていると心暖まるものがあります。同様のものがYoutubeにもアップされていますが、こういうのは思い出も共有できるニコニコ動画ですよね。
上は一例にすぎません。ニコニコ動画で「全ソフトカタログ」で検索するといろいろなゲーム機の全ソフトカタログがでるわ、でるわ。
2.ブログとか2chとか
上のような動画の後の紹介だと、テキストメディアが面積的におまけの感がぬぐえませんが、そんなことはありませんで、いくつか紹介してみたいと思います。
最初に紹介するのは以下のやる夫シリーズのまとめ、よくまとまっています。
・泳ぐやる夫シアター ゲーム系 やるやらで学ぶゲームの歴史
・泳ぐやる夫シアター ゲーム系 やる夫が任天堂社長になるようです
Wikipediaの各ハードの紹介もなかなか秀逸です。全部あげるとキリがないのですが、特にいわゆる「負けハード」と呼ばれるゲーム機のページは紹介も詳しくて書き手の愛を感じられて好きです。
・NINTENDO64 – Wikipedia
・ニンテンドーゲームキューブ – Wikipedia
・ドリームキャスト – Wikipedia
またまた、FIFTH EDITIONというブログが振り返るゲーム機の歴史、少し古いのですが、たまに読み返します。とくに2番目に言及されているインターフェイスの重要性は非常に示唆に富むものだと思います。このエントリにある「インターフェースは、ゲームソフトの内容を規定してしまう」という言葉はまったくその通りだと思い、ちょくちょく少し形を変えて使わせていただくことも。
・SCEと任天堂の「いつか来た道」 – FIFTH EDITION
・据置ゲームがこの世の地獄から生還するためにせねばならない事 – FIFTH EDITION
3.書籍
書籍だと以下の新書でしょうか。ファミコン前史からWiiが出てくるまでの歴史がコンパクトにまとめられています。
日本を変えた10大ゲーム機 (ソフトバンク新書 87)
著者:多根 清史
販売元:ソフトバンククリエイティブ
(2008-09-17)
販売元:Amazon.co.jp
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この新書自体はどのハードもまんべんなく扱っていて非常に面白いのですが、新書ですから、その分各ハードに対する記述が薄くなっています。正直、物足りない。しかし、もっと詳細にゲーム機の歴史について書いた本を探してはいるものの、ゲーム機メーカーの企業史とか如何に成功したのか的なビジネス書の類はそこそこあるのですが。ゲーム機の攻防の歴史を描いた本はありそうでないですね。