IDPFがEPUBのアクセシビリティの要件をまとめた仕様のエディターズドラフトとその実装方法を解説したTechniquesのエディターズドラフトを2016年4月に公開しています。そして、この7月にはその第2版が公開されています。
- EPUB Accessibility Conformance and Discovery Requirements for EPUB Publications (Editor’s Draft 11 July 2016)
- EPUB Accessibility Techniques (Editor’s Draft 11 July 2016)
文書のタイトルに”Discovery”という文言があるように、アクセシブルなコンテンツを発見するためのメタデータの要件にも力点が置かれています。
この両文書はW3Cの”Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0″とその関連文書である”Techniques for WCAG 2.0″の関係に相当するものを想定しているのでしょうね。
IDPFはEPUB3のアクセシビティガイドラインを以下のように数年前から公開しています。
これとの関係はよく分かりませんが、W3Cドキュメントの体裁に則った2016年に公開された仕様書に移行されることになるのでしょうか。たぶん。
実際、要件とその実装方法を切り離した上のドキュメントのほうが全体的にすっきりしている気がする。