高知システムが開発者向けにPC-Talker Neo Plus ベータを無償で公開しました。
Webクリエイター版 PC-Talker Neo Plus ベータを公開しました。 #アクセシビリティhttps://t.co/f3HxT8JWDD
— 高知システム開発 開発部 (@aoknet) November 29, 2019
PC-Talkerは日本でシェアがもっとも高いスクリーンリーダー(8割は超えている)ですが、価格がそれなりにしますので、検証に用いたくても用いれない開発者がかなりいたのではないかと思います。開発者版を用意し、それを無償で公開した高知システム、素晴らしい。ウェブアクセシビリティの検証に活用されてほしい。
開発者向けのPC-Talkerでは、音声を出力するかわりに音声で出力されるはずのテキストが表示されます。画面上のテキストを読み上げる際はそのテキストがそのまま表示されますので、この文字列をどのように読み上げるか、という確認はできませんが、読み上げている音声をテキストとして視覚的に確認できる点は開発者には便利かも。
オープンソースのスクリーンリーダーNVDAがあります。NVDAはがWeb技術へのキャッチアップが早いので、PC-TalkerとNVDAを併用して比較検証するとよいかも。
開発者向け PC-Talker Neo Plus ベータには、では、PC-Talker以外にNetReader Neoも含まれています。これには、クラシックモード(IE互換)とネオモード(Chromium)の2つのモードがあります。NetReaderは視覚障害者の間でPC-Talker といっしょによく使われているブラウザなので、このブラウザでの検証もできるならしておいたほうがよいだろうと思います。
Neo版で、これまでのIE ベースから、Chroniumベースに変わったそうで、使い勝手がどう変わったか(ちょっと触ってみたものの、まだ、よくわからずなので、詳しく書くのはやめておきます)。