Amazon.comの子会社でTTS(Text-to-Speech)の技術開発を行っているIVONAがTTS技術が視覚障害者やディスレクシアなど読書に困難を抱える方にどう貢献できるかを紹介する動画を公開しています。
カテゴリー: アクセシビリティ
米国のアクセシブルな印刷物を統合的に検索できる"Louis Database"
American Printing House for the Blind (APH)がアクセシブルな印刷物を統合的に検索できるデータベース”Louis Database”を運営しています。米国の160の組織から点字資料、大活字本、音声データ(MP3、DAISYなど)の書誌情報の提供を受けて構築しています。APHは米国で19世紀から視覚障害者向けの教材や機器を販売している非営利団体で視覚障害者を対象とする製品の研究、開発、販売をする企業としては世界最大らしいです。
Louis Database of Accessible Materials – American Printing House for the Blind (APH)
http://louis.aph.org/
資料の書誌情報だけではなく、各機関における入手方法も同時にわかるようになっています。
“The Japanese today”の書誌と入手方法
Louis Databaseは書誌を検索するだけではなく、電子データを検索・ダウンロードすることができるようになっています。ダウンロードできるデータ以下の通り。 他のサービスから提供を受けているものは点字データのみのようですね。
- APH File Repository
- 点字データ
- 大活字本データ
- 出版社より提供を受けた教科書データ
- National Library Service for the Blind & Physically Handicapped(NLS)の点字データ
- The International Braille Research Centerの点字データ
- Bookshareの点字データ
- AccessTextのデータ
申告制ですが、アクセシブルな印刷物を刊行してる出版社のダイレクトリも公開しています。
指でなぞった印刷媒体の箇所を読み上げるウェラブル端末"FingerReader"をMIT Media Labが開発
MIT Media Labが印刷媒体の指でなぞった箇所を読み上げてくれるウェラブル端末”FingerReader”を開発しました。
FingerReader | Fluid Interfaces
以下は紹介動画です。視覚障害の方のために開発したとのことですが、ディスレクシアや発達障害の方が使っても有用な端末ではないかと思いました。また、印刷媒体を用いて電子書籍でできるようなこと、たとえば、辞書を引く、SNSに投稿する、コメントを残すなんてこともこれを使えばできるのではないでしょうか。
FingerReader – Wearable Text-Reading Device from Fluid Interfaces on Vimeo.
参考