W3CのRSSを追っているとRDF関係の仕様に関するニュースを時折流れてくるのですが、仕様の数も検討体も多くて整理しきれないので、簡単に自分用のメモとしてまとめてみました。
目次
1.RDFの仕様群
1.1. W3C勧告になった仕様
以下にRDFの仕様の一覧が掲載されています。
RDF Current Status – W3C
ありがたいことにRDFの仕様群のいくつかをCyberLibrarianさんが非公式ではありますが、日本語に翻訳して公開してくださっています(以下の「日本語訳」はCyberLibrarianさんによるものです)。
- RDF Primer(概要) 日本語訳
- Resource Description Framework (RDF): Concepts and Abstract Syntax(概念と抽象構文) 日本語訳
- RDF/XML Syntax Specification(RDF/XML構文) 日本語訳
- RDF Semantics
- RDF Vocabulary Description Language 1.0: RDF Schema(RDFSの仕様) 日本語訳
- RDF Test Cases(テストケース)
1.2. Working Draft
- RDF 1.1 Concepts and Abstract Syntax(RDF1.1 概念と抽象構文)
- Terse RDF Triple Language(Turtle)(RDF/Turtle構文)
- RDF Interfaces 1.0
”RDF Interface”は、その仕様を検討しているRDF Web Applications Working Groupによると、マーケットの関心があまり高くないこと、利用できるリソースも少ないことから検討の対象から外すことも選択肢に入れているようです。その場合はW3C Noteとしてその段階の仕様が公開されることになるそうです。
まだ、Editor’s Draft(内部ドラフト)段階ですが、以下の仕様草案がRDF Working Groupから公開されています。
- RDF 1.1 Abstract Syntax
- RDF 1.1 JSON Serialisation (RDF/JSON)
- RDF Vocabulary Description Language 1.1: RDF Schema
2.RDFa
2.1. W3C勧告になった仕様
先日、W3C勧告になったばかりのRDFa1.1。Microdataに対抗して作られたのであろうと私が邪推している軽量のRDFaであるRDFa liteの仕様も確定です。
RDFa liteについては以下が詳しいです。それにしても、IBM developerWorksはいつもすごい。
・RDFa 1.1 Lite を使用して HTML ページをリッチな情報が含まれたページにする | IBM developerWorks
2.2. Working Draft
RDFa APIは、その仕様を検討しているRDF Web Applications Working Groupによると、マーケットの関心があまり高くないこと、利用できるリソースも少ないことから検討の対象から外すことも選択肢に入れているようです。その場合はW3C Noteとしてその段階の仕様が公開されることになるそうです。
RDFaについては、3で紹介するW3C Semantic Web Activity下のRDF Web Applications Working Groupが仕様の検討を進めていますが、HTML Working Groupと以下の仕様草案も共同で公開しています。将来的にはHTMLとRDFaの仕様の統合も視野にいれてとのことです。
3.セマンティックWeb関係のW3C内の検討体
検討体も多すぎてワケワカメですので現在、活動をしているものだけでも整理。