Waybackといえば、Internet Arhiveが提供するWayback Machineというアーカイブされた過去のウェブサイトを閲覧するウェブサービスが有名ですが、アーカイブされたウェブサイトを閲覧するためのWaybackというアプリケーションもあります。Internet Archiveが中心となって開発し、Internet Archiveがこのアプリケーションを使用してWayback Machineというサービスを提供していますので、サービスとアプリケーションが混同されがちですが(IAの中の人は区別してないかもねぇ・・)、この両者は一応区別されるべきものです。IA以外にアプリケーション”Wayback”を使用している機関はいくつかあるようです。
前置きが長くなりましたが、今回は後者のアプリケーションの話です。
これまで、Waybackの開発は前述のようにInternet Archiveが中心になって進めてきましたが、今後はアイスランド国立大学図書館、ロスアラモス国立研究所、ノルウェー国立図書館が中心になり、オープンソースとして開発をすすめることなりました。Internet Achiveは英国図書館、フランス国立図書館とともに中心貢献機関という立場で、コード全体の監督やこれまで作成してきたコードの提供をする立場になり、直接の開発から離れることになったようです。
International Internet Preservation Consortium(IIPC)のウェブサイトでOpen Wayback Projectのページが公開されています。