米国の大学図書館のプリントディスアビリティの障害学生に対するサービス状況がわかる報告書など

 米国の大学図書館のプリントディスアビリティの障害学生に対するサービス状況がわかる報告書と個別の事例として大学図書館の案内例をまとめました。

報告書

 少し古いのですが、北米研究図書館協会 (Association of Research Libraries : ARL) が2012年に公開した以下のレポートで、大学図書館における障害者サービス、特にプリントディスアビリティのある学生に対するサービスのこれまでの経緯、現状、そして課題をまとめています。米国の障害を持つアメリカ人法(Americans with Disabilities Act of 1990 : ADA) で対応が求められている障害のある学生に対する合理的配慮の提供についても、米国の現状がよくわかるものになっています。 

 ARLに加入している大学図書館に対して障害学生へのサービスについて調査したアンケート調査報告書が2010年に公開されてしています。個々の大学の回答まで公開されているようです。

 アクセシブルな資料提供に焦点を絞ったものとしては、“REPOSITORY SERVICES FOR ACCESSIBLE COURSE CONTENT”プロジェクトの成果として、2017年に以下の報告書が公開されています。図書館が障害学生のために行うアクセシブルな資料製作やその図書館間の共有に焦点を置いています。

米国の大学の障害学生に対する情報保障案内例

University of Illinois

University of Queensland

Arizona State University)