ゲームクリエイターの桜井政博氏がYoutubeチャンネルの中で、「The Last of Us」でアクセシビリティ面での機能が充実していること、設定画面を紹介しながら、解説していました。
アクセシビリティ設定がここまできめ細かく、このゲームでできること、正直驚きました。逆に、ここまで細かく設定できると、ユーザーがどこまで自分で設定できるのかなと思ったら、プリセット設定まで用意されているのそうで、確かに親切設計。
このゲームは、視覚、聴覚、身体の運動機能に障害があるプレイヤーたちもプレイできるように、アクセシビリティ機能を充実させたことでも発売当時から話題になっていたようです。知らなかったです。不勉強でした・・・。
ウェブや電子書籍、映画などと異なって、ゲームはプレイヤーの操作によって、コンマ秒単位で常時状況が変わり、それに応じた操作をプレイヤーに求めるので、常に変わる状況をプレイヤーに如何に遅れずにアクセシブルに伝達するのか、プレイヤーの操作面での障壁をどのように取り除くのか考えるべきことは色々とありそうです。ゲームにもよると思いますが、UIやセリフを音声で読み上げる、支援技術で操作できるといった対応だけではおそらく足りないはず。
ゲームに関するアクセシビリティの取組みといえば、マイクロソフトのゲームパッドの事例がよく話題に上がるような気がしますが、マイクロソフトは開発者向けのドキュメントとして、Xboxゲームのアクセシビリティガイドラインを提供している上に開発者向けのラーニングプログラムを日本語で公開しています。すごいのでは。その点で、Xboxの日本でのゲーム市場におけるシェアがかなり低いこと残念ですね。
ゲームのアクセシビリティといえば、YoutubeのGame Maker’s Toolkitチャンネルがゲームとアクセシビリティについて1年の総括を毎年しているようです。最新は2021年ですが、2022年もおそらくそろそろ。
2022/12/31追記
後で調べてみると、プレイステーションを出しているソニーも頑張っているようでした。ハードの機能を活かすためには、ゲーム開発者が開発段階にそれを理解する必要がありますので、そのドキュメントも配布されているのかもしれません。どこにあるのだろう。
任天堂は・・・