WIPO が図書館等に関する著作権の権利制限に関し、10月18日と19日に以下のカンファレンスを開催しています。
2018年6月に承認されたStanding Committee on Copyright and Related Rights (SCCR) のAction Plans on Limitations and Exceptionsに基づいて開催されたものだそうです。
動画と会議資料が公開されています。
WIPO が図書館等に関する著作権の権利制限に関し、10月18日と19日に以下のカンファレンスを開催しています。
2018年6月に承認されたStanding Committee on Copyright and Related Rights (SCCR) のAction Plans on Limitations and Exceptionsに基づいて開催されたものだそうです。
動画と会議資料が公開されています。
ISO規格でアクセシビリティに関する規格がいくつもあるようなので、ふとISOのサイト で“accessibility”をキーワード と“accessible”をキーワードで規格類を検索したところ、2019年11月4日時点で前者で88件、後者で103件もヒットしました。
とりあえず一覧を作りながら確認してみようかとリストの作成作業をはじめてすぐに後悔し始めましたが、とりあえず両者の重複を機械的に取り除いた169件を以下に一覧しました。[WITHDRAWN]もあるし、アクセシビリティに関係のないもの(あるいは「アクセシビリティ」の意味が違う)も混ざっている気が確実にしましたが、考えるのをやめました。
ISO/CD 9241-971 ERGONOMICS OF HUMAN-SYSTEM INTERACTION — PART 971: GUIDANCE ON PHYSICAL (TACTILE/HAPTIC) ACCESSIBILITY [UNDER DEVELOPMENT]
電子教科書や電子書籍を配信するVitalSouceが3月から一部の書誌(5000タイトル)に EPUBのアクセシビリティ仕様が求めるアクセシビリティメタデータを提供しています。
例えば、以下の書誌。
accessMode
ではなく、アクセシビリティ的な特徴を追加された結果としてのaccessModeSufficient
が提供されていることが素晴らしい。
このアクセシビリティメタデータを活用した検索はまだできないようなので、その点はまだこれからなのでしょうか。accessModeSufficient
をキーに検索できたら、すごいことですよ。自分が視覚機能はないけど、スクリーンリーダーでテキストデータを利用することができる、という人が自分の能力をキーに自分が利用できる電子書籍や電子教科書を検索することができるのですから。
最後に余談ながら、例にあげた上の書誌に、mathML
や describedMath
といった数式にかかる処理の値が記述されていたりして、個人的にはほぇ〜と。また、 longDescription
も提供されているようですが、これには以下のような注記も添えてあります。VitalSourceでは、aria-describedby
を使う方法を採用しているんですね。ふむふむ(少し前に検証した時には、aria-describedby
は時期尚早かと思ったのだけど、)。
Accessibility Summary: long description present using aria-describedby; Please enable reading of punctuation in your AT in order to hear necessary pedagogical information.