教育委員会や学校に求められる措置や配慮などを障害ごとにまとめた文科省の「教育支援資料」

kintaさんの以下のブログで知ったのですが、文部科学省が「教育支援資料」というものを10月に公開したようです。インクルーシブ教育のために教育委員会や学校に把握が求められる障害の基本情報や求められる具体的な措置や配慮などがが障害ごとにまとめられています。参考資料含めて300頁弱の大部な資料です。

iBooks for Mac OSのMedia Overlays対応

 結論から申せば、iOS版と同じく、固定フォーマットのEPUB版のみでのMedia Overlays対応でした。
 固定フォーマットMedia OverlaysありのEPUBはkintaさんがすでに試されていますが、テキストハイライトに同期させての音声再生が可能です。

 しかし、固定フォーマットでないMedia OverlaysなEPUB(IDPFが公開している以下のサンプル)で試したところ、再生はできませんでした。

 朗読のUIだけは表示されるんですけどね・・

iBooks for Mac OSで固定フォーマットでないMedia OverlaysなEPUBを開いた状態
(朗読メニューが表示されているが、アイコンなどは非アクティブ状態)

デスクトップ環境の電子書籍ビューワーのUI

 むかし、むかし、こんなエントリを書き、「電子書籍ビューワーのUIって、なんかいろいろ足らないんじゃないっすかっ!」と訴えたことがありました・・・

 しかし、デスクトップ上では状況が変わってきたようです。今日、公開されたiBooks for Mac OS X や Murasakiでは、当然のように複数の本が開けます。
 本文と巻末の注を電子書籍で読むなんて辛い辛い、と思ってましたが、同じ本の異なる箇所を別々のウィンドウで同時に表示できれば解決じゃないか!ワッショイ!ワッショイ!という感じです(Murasakiは同じ本を複数のウィンドウで立ち上げることができましたが、iBooksは残念ながらできないようですね。これは残念です)。
 2011年にあのエントリを書いた時には1つのビューワー内で複数の本を見比べるにはどんなUIがよいのかと考えていたのですが、複数のウィンドウを表示できればかなり解決しますね。なんというか、マルチウィンドウに気がつかないとか、いつの時代の人間かっ!と思ったりしました。
 ウェブブラウザのようにタブUIも実装してユーザーが、異なるタイトルは別のウィンドウに、同じ本の違う箇所は同じウィンドウにまとめてタブで切り替えとかできるようになるとよいですね。
 複数の書籍を見比べられるようになってくると、いよいよEPUB CFIの実装が重要になってきます。