TED「セルゲイ・ブリン: なぜグーグル・グラスなのか?」

今回は、Google Glassの話です。すでに知られすぎているので、今更さらな話ですが、Googleのセルゲイ・ブリンのTEDにおけるGoogle Glassの講演を観て、改めてすごいと思ったのでちょっと紹介。
 
  Google Glassを紹介した動画は以下で、

 Google Glassを語るセルゲイ・ブリンのTEDにおける講演は以下です。

 頭でこういうものだろうと想像できても、映像でみると受ける印象がかなり違いますね。ウェアラブルコンピューティングが少し前からいろいろと話題になっていますが、Google Glassはウェアラブルコンピューティングをわかりやすい形で実現するかもしれません。iPhone以来の新しいカテゴリのデバイスになるのではないかと思ったりも。
 
 Google Glassが私の興味をひいたのは、検索行動そのものが1つ上の段階に進むのではないかと思わせたことです(えっ、今更言うか・・・。
 Googleの検索技術がどんなに進化しても、Googleの基本的はサービスは検索窓からキーワードを放り込んで検索させるテキスト検索です。人が脳内にある探したいものをキーワードに変換してアウトプットせねばならない点では、検索そのものはそれほど進化はしていないともいえます。頭の中にぼんやりとある調べたいこと、探したいことを、キーワードという抽象的なものにものに変換するフローですでにいろいろな情報が削られてしまっている。適切なキーワードに変換できないこともある。間にキーワードに変換するというフローがあるために必要な情報に正確にたどり着けなかったりするであろうと。
 理想は頭の中にぼんやりとある調べたいこと、探したいことを直接そのまま検索エンジンに理解させて探させることです。スマートフォンなどが搭載する各種センサーはそれを実現させる筆頭であろうと思っていましたが、Google Glassも視覚情報をベースに検索という行為を少しそっちよりにもっていくかもしれない。