平成29年度「障害のある学生の修学支援に関する実態調査」報告書が公開された

 独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)が平成29年度「障害のある学生の修学支援に関する実態調査」の報告書を7月9日に公開しました。どのような障害のある学生がどれくらい在籍し、どのような支援を受けているか、各機関はどのような体制で支援を行っているのか、どのような設備を行っているのか、障害学生の卒業後の進路等が数量的に詳細に明らかにされています。

 「障害のある学生の修学支援に関する実態調査」は平成17年度から大学、短期大学、高等専門学校1,000校以上を対象に毎年行われており、平成29年度調査は1170校が調査対象になっています。回答率が毎回100%というのはすごいこと。
 調査項目は非常に多岐にわたりますので、大学の障害学生支援に少しでも関心のある方には、ぜひ報告書を直接ご覧いただきたいところですが、平成29年度調査結果を平成27年度調査、平成28年度調査と比較しながら、少しだけ紹介します。なお、平成29年度の調査結果を報告するタイミングで過去の報告書の数値にも修正が入ったようなので、その修正を反映しています。
 それにしても、この調査は、統計が主となるものなので、PDF形式だけじゃなく、せめてtsvかxlsx等の表計算ソフトで扱える形式で公開してほしい・・・。

障害学生在学学校数

障害学生在学学校数(平成27年度から平成29年度)
平成29年度 平成28年度 平成27年度
914校(全学校数1,170校の78.1%) 899校(全学校数1171校の76.8%) 880校(全学校数1,182校の74.5%)

障害学生数

障害学生数(平成27年度から平成29年度)
平成29年度 平成28年度 平成27年度
31,204人(全学生数の0.98%) 27,256人(全学生数の0.86%) 21,703人(全学生数の0.68%)

障害別障害学生数

障害別障害学生数(平成27年度から平成29年度)
  平成29年度 平成28年度 平成27年度
視覚障害 831人(2.7%) 790人(2.9%) 757人(3.5%)
聴覚・言語障害 1,951人(6.3%) 1,917人(7.0%) 1,733人(8.0%)
肢体不自由 2,555人(8.2%) 2,659人(9.8%) 2,544人(11.7%)
病弱・虚弱 10,443人(33.5%) 9,388人(34.4%) 6,457人(29.8%)
重複 462人(1.5%) 393人(1.4%) 374人(1.7%)
発達障害(診断書有) 5,174人(16.6%) 4,148人(15.2%) 3,436人(15.8%)
精神障害 8,289人(26.6%) 6,776人(24.9%) 5,888人(27.1%)
その他の障害 1,499人(4.8%) 1186人(4.3%) 514人(2.4%)

 

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