本を読むのが遅い人は、見た文字を頭の中で音読している?というまとめを読んで。
私も頭の中で音読している方です。以前読んだ速読法の本でも、速読法は、脳内音読をやめてページを面として視覚的に捉えて理解するのがコツなどと書いたあったような記憶がありますので、上のまとめについては、そうなのかなと思いました。
ただ、英語の書籍の場合、すらすら英語で音読できるスキルがないため、私の場合は脳内音読がされていないようです。できないというべきか。カタカナ英語のような形でも脳内音読はない。母国語でないからなのでしょうか。英文を読む場合、たぶん脳内で翻訳しながら読んでいるようです。つまり、翻訳した日本語を脳内音読していることになるのかもしれません。だから、さらに英文を読む場合は遅い。
私は英文のヒアリングが苦手なのですが、自分の状態をよくよく分析すると、全部ではないにしても、英単語はそこそこ(かなり)拾えているような気がする。純粋な「ヒアリング」のスキルの問題ではく、話すスピードで英文を理解することができないことが問題なのかもしれません。いちいち翻訳してたら、そりゃ追いつかないはず。
上の記事に絡めて、英文はスクリーンリーダで読み上げながら読むと読みやすいというコメントをつけている方がいたので、なるほどと思い、iPadにいれたKindleの洋書をVoiceOverで読み上げながら一週間ほど読んでみたのですが、確かにとても頭にすっと入る感じがします。あと、読むのが速い(理解できているのか)。英文が英文としてそのまま頭に入ってくる感じ(たぶん)。音声でインプットすると違うのでしょうか。よくわからない。
仕事で担当する障害者サービスの中で、できあがった学術書の録音図書を検査することがあります(これは日本語の書籍ですが)。自分にとっては全く専門外で、個人的には興味のわかない分野の書籍であっても、録音図書で倍速で再生しながら、原本である紙の書籍をあわせて読むと、内容が自然に頭にすっと入ってくるのですが、それに近い。
録音図書の読み上げなり、スクリーンリーダーの読み上げなり、黙読で行っている脳内音読を外部できると、その分負担が軽減されることもあるのでしょうか。または、視覚情報と聴覚情報の脳内でのインプットのされ方も違うのかもしれません。視覚優位な人と、聴覚優位な人がいるという話もあるので、認知特性の違いがあるのかもしれません。
上は、あくまで実感以上のものではないので、こういうのをまとめた論文とかないだろうかと探しているところ。