資料種別ごとのアクセシビリティメタデータのサンプルを作成してみたので、公開します。
MARC 21(フィールド341) とschema.org (EPUB Accessibility / ISO/IEC 23761)で資料種別ごとのメタデータを考えてみました。
schema.org (EPUB Accessibility / ISO/IEC 23761)は、それぞれの語彙の該当する値に1
を入れています。
accessMode
でtextual
で絞り込むと資料種別を超えて読み上げて利用できるテキスト系コンテンツの集合を作ることができるし、accessModeSufficient
でauditory
に絞込んで利用すると、録音図書系だけではなく、音声解説付きのDVDも含めた集合を作ることができるので、いろいろな可能性を感じます。
ところで、scheme.orgはそこまで迷わなかったのですが、MARC21のサンプルは、MARC21の入力が複雑で正直、あまり自信がありません 汗。
MARC21 では、schema.orgの[accessibilityFeature](https://schema.org/accessibilityFeature)
に相当する情報を341フィールドのサブフィールドある$b
から$e
に分けて入れることになっていますが、accessibilityFeature
の1つ1つの値について、下の$b
から$e
のどれに該当するかの判断は、結構大変そう(どれにも該当しない値はありそうですし)。そして、人によって判断が分かれそう。
$b
– Textual assistive features (R) テキストベースの支援機能$c
– Visual assistive features (R) 視覚ベースの支援機能$d
– Auditory assistive features (R) 音声ベースの支援機能$e
– Tactile assistive features (R) 触覚ベースの支援機能
schema.org の場合は、フラグを立てる感じで該当するものは全部入れていましたが、MARC21の場合は、全部入れていたら大変なことになりそうなので、値を厳選して入れる感じになるのでしょうか。
accessibilityFeature
の値が341の$b
から$e
のどれに当たるかも考えてみました(作ってみて、うーん。これは大変そうと思ったり)。
- (html版)mapping table between marc21 341 $b〜$e and accessibility feature
- (xlsx版)mapping table between marc21 341 $b〜$e and accessibility feature
参考
- About accessibility feature
- Proposal No. 2018-03: Defining New Fields to Record Accessibility Content in the MARC 21 Bibliographic Format (Network Development and MARC Standards Office, Library of Congress)