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kzakza

アクセシビリティメタデータ資料種別サンプル(MARC21とschema.org (EPUB Accessibility))

2021-05-03 kzakza

資料種別ごとのアクセシビリティメタデータのサンプルを作成してみたので、公開します。
MARC 21(フィールド341) とschema.org (EPUB Accessibility / ISO/IEC 23761)で資料種別ごとのメタデータを考えてみました。

  • (html版)a11y_metadata_example
  • (xlsx版)a11y_metadata_example

schema.org (EPUB Accessibility / ISO/IEC 23761)は、それぞれの語彙の該当する値に1を入れています。
accessModeでtextualで絞り込むと資料種別を超えて読み上げて利用できるテキスト系コンテンツの集合を作ることができるし、accessModeSufficientでauditoryに絞込んで利用すると、録音図書系だけではなく、音声解説付きのDVDも含めた集合を作ることができるので、いろいろな可能性を感じます。
ところで、scheme.orgはそこまで迷わなかったのですが、MARC21のサンプルは、MARC21の入力が複雑で正直、あまり自信がありません 汗。
MARC21 では、schema.orgの[accessibilityFeature](https://schema.org/accessibilityFeature)に相当する情報を341フィールドのサブフィールドある$bから$eに分けて入れることになっていますが、accessibilityFeatureの1つ1つの値について、下の$bから$eのどれに該当するかの判断は、結構大変そう(どれにも該当しない値はありそうですし)。そして、人によって判断が分かれそう。

  • $b – Textual assistive features (R) テキストベースの支援機能
  • $c – Visual assistive features (R) 視覚ベースの支援機能
  • $d – Auditory assistive features (R) 音声ベースの支援機能
  • $e – Tactile assistive features (R) 触覚ベースの支援機能

schema.org の場合は、フラグを立てる感じで該当するものは全部入れていましたが、MARC21の場合は、全部入れていたら大変なことになりそうなので、値を厳選して入れる感じになるのでしょうか。
accessibilityFeatureの値が341の$bから$eのどれに当たるかも考えてみました(作ってみて、うーん。これは大変そうと思ったり)。

  • (html版)mapping table between marc21 341 $b〜$e and accessibility feature
  • (xlsx版)mapping table between marc21 341 $b〜$e and accessibility feature

参考

  • About accessibility feature
  • Proposal No. 2018-03: Defining New Fields to Record Accessibility Content in the MARC 21 Bibliographic Format (Network Development and MARC Standards Office, Library of Congress)

関連エントリ

  • アクセシビリティメタデータマッピング表(Schema.org <EPUB Accessibility 1.0 >, ONIX for Books 3.0, JPRO ONIX, MARC21, BIBFRAME, JAPAN/MARC MARC21)
  • MARC 21に追加されたアクセシビリティメタデータ項目 その 3 アクセスモード<利用するにはどのような能力が必要か> 341フィールド
Metadata, Schema.org, アクセシビリティメタデータ

投稿ナビゲーション

DAISY関係の仕様が日本DAISYコンソーシアムのサイトで公開されました
Samples of accessibility metadata by material type (MARC21 and schema.org (EPUB Accessibility / ISO/IEC 23761))
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