自分の声の合成音声を作成するサービス my-own-voice

 自分の声のサンプルを基に自分の声の合成音声をつくることができるサービス。最終的にWindows SAPIなどのアプリケーションに取り込むことができる合成音声を生成することができるようです。自分の声で、Windows ナレーターを使って読み上げさせるということも可能になるということです。たしか『おしゃべりなコンピュータ 音声合成技術の現在と未来 (丸善ライブラリー) 』でも紹介されていたような。
※2019/3/22 追記 『おしゃべりなコンピュータ 音声合成技術の現在と未来 (丸善ライブラリー) 』を改めて確認したところ、この本で紹介されていた自分の声を合成音声する話は、山岸順一先生のボイスバンクプロジェクトでした。失礼しました。

 合成音声をつくるところまでは、無料で、アプリケーションに取り込むところで料金が発生するようです。
現時点で対応している言語は以下のとおり、今のところ、日本語には未対応。

  • AUS, US & UK English
  • German
  • French & Canadian French
  • Dutch & Flemish
  • Italian
  • Norwegian
  • Spanish & North American Spanish
  • Swedish
  • Norwegian
  • Italian

 my-own-voice がALSや発達障害等の理由で発話に困難な人の利用を想定したアプリ Predictable で利用可能になるようです。

米国のADAとリハビリテーション法504条関係の判決、和解のまとめ

日本で言うところの障害者差別解消法に相当する(日本より義務の対象範囲が広いようですが)米国の障害を持つアメリカ人法(Americans with Disabilities Act of 1990 : ADA) とにかかる、 2006年以降の障害当事者がサービスプロバイダ等に対して起こした訴訟の判決、両者の和解が以下でまとめられています。それに関連して、ADAに関連するリハビリテーション法 504条にかかるステートメントもまとめられています。

ちなみにTitle I からTitle IIIに分類されていますが、それぞれ以下のとおりです。

EBSCO がアクセシビリティでとても頑張っている(らしい)

 EBSCO が、アクセシビリティにについてとても頑張っているようです。

上のサイトで紹介されている取り組みを列記するだけでも以下のとおり。いずれも重要なことなのですが、商業ベースで代替テキストの提供までやっているのは、プラットフォームレベルではかなり珍しいのではないか。どこまでやれているのだろうか。学術文献なので、大変ですが、ガイドラインのようなものがあるのでしょうか。

  1. Text-to-Speech: Text-to-speech functionality on HTML full-text articles
  2. Transcripts: Transcripts for videos and audiobooks
  3. Alternate Text :Descriptive page titles and alternate text for meaningful images
  4. ARIA Landmarks: ARIA landmarks to assist users with screen readers
  5. Access Keys:Access keys for keyboard-only navigation
  6. EPUB & DRM-free eBooks: Many titles available DRM-free and in EPUB forma

 54の電子書籍プラットフォームの中でアクセシビリティについてもっとも評価されたプラットフォームらしい。上のとおりなら、それもうなずける。

 EBSCO のブログでも取り組みの近況が確認できます。