これまでW3CのComunity Groupレベルで検討が進められていたWeb Payments(Web上のオープンな金銭取引の標準)が2013年になって、少し、もしかすると大きく進展することになりそうです。W3Cが力を入れるようになったということなのでしょうか。
W3CのブログとW3C Wikiによると、Web Paymentsについて、W3Cは今後以下のような活動を予定しているそうです。
- W3C Advisory Committeeでの報告(2013年6月か7月。開催地は東京?)
- 外部有識者の招聘
- ニーズを調査するための開発者を対象としたアンケートの実施
- キーステークホルダーとの直接的なコンタクトDirect contact with key stakeholder groups (who?)
- Web Paymentsのスコープが明らかにできた段階で、2013年後半にWeb Paymentsに関するワークショップの開催
- 公式の報告書の発行
Payment Task Forceなんて、いつの間に立ち上がっていたのだろうか・・・。Wikiの履歴を見る限り、2013年になってからのようですが。
どちらにしても特定のプラットフォームに依存しなくても、Web上のお金のやり取りができるようになれば、プラットフォーム非依存なコンテンツの流通に大きく寄与すると思われますので、期待したいところです。
関連エントリ
- Web Payments Community Groupについて
Webでの課金の仕様を検討するW3CのWeb Payments Community Group - 私がWeb Paymentsが関心を持つ理由
プラットフォームの束縛から電子書籍を解放する仕組みとしてのOPDSと課金(マイクロペイメント)レイヤー