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アマゾンがKindleの読み上げ可否についてメタデータを提供するようになっている

2018-03-24 kzakza

2015年に「メタデータを電子書籍のアクセシビリティの議論の俎上にそろそろのせませんか」というエントリで、アマゾンのKindle Storeが Kindeコンテンツについて、合成音声による読み上げが可能かどうかの情報を、個々のタイトル詳細画面で提供していないと書いたことがありましたが、いつの間にかアマゾンのKindleストアが、それをメタデータとして提供するようになっています。
 合成音声による読み上げが可能となっているKindleコンテンツについては、登録情報欄に「Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能): 有効」という情報が掲載されています。 
登録情報欄の「Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能): 有効」が記載されている画像
 逆に読み上げができないコンテンツについては、「Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能): 有効になっていません。」というメタデータが記載が掲載されています。
 
登録情報欄の「Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能): 有効になっていません。」の画像
 
 PC版のサイトで、「有効」の横にあるリンクをクリックすると「テキスト読み上げは、Alexa が有効になっている端末で利用できます。」というポップアップが表示されます。iOS版のKindleでも利用できるようになっているはずで、「ちょっと、あれ?」という感じもします。 Alexa対応スマートスピーカーがKindleコンテンツの読み上げに対応した時期に読み上げ可否のメタデータが提供されるようになったのかもしれませんね。
 
「テキスト読み上げは、Alexa が有効になっている端末で利用できます。」というポップアップが表示サれる画面
 
 ちなみにモバイル版のサイトだと、PC版のポップアップに相当する箇所には、「Kindle端末のみ有効」と記載されています。PC版とモバイル版の情報の違いは、なんなんでしょうか。 
モバイル版サイトのTTS(Text to Speech)有効の詳細について、「Kindle端末のみ有効」と記載されている箇所の画像

関連エントリ

  • アクセシビリティメタデータを提供する、ということ
EPUB, Metadata, アクセシビリティ, アクセシビリティメタデータ, 電子出版, 電子書籍

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