2015年に「メタデータを電子書籍のアクセシビリティの議論の俎上にそろそろのせませんか」というエントリで、アマゾンのKindle Storeが Kindeコンテンツについて、合成音声による読み上げが可能かどうかの情報を、個々のタイトル詳細画面で提供していないと書いたことがありましたが、いつの間にかアマゾンのKindleストアが、それをメタデータとして提供するようになっています。
合成音声による読み上げが可能となっているKindleコンテンツについては、登録情報欄に「Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能): 有効」という情報が掲載されています。
逆に読み上げができないコンテンツについては、「Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能): 有効になっていません。」というメタデータが記載が掲載されています。
PC版のサイトで、「有効」の横にあるリンクをクリックすると「テキスト読み上げは、Alexa が有効になっている端末で利用できます。」というポップアップが表示されます。iOS版のKindleでも利用できるようになっているはずで、「ちょっと、あれ?」という感じもします。 Alexa対応スマートスピーカーがKindleコンテンツの読み上げに対応した時期に読み上げ可否のメタデータが提供されるようになったのかもしれませんね。
ちなみにモバイル版のサイトだと、PC版のポップアップに相当する箇所には、「Kindle端末のみ有効」と記載されています。PC版とモバイル版の情報の違いは、なんなんでしょうか。