「DAISY 2.02仕様(2001年2月28日付勧告)」の日本語訳を公開します。

DAISY 2.02に対する理解が必要だと思いまして、仕様を少しずつ訳しながら読んでました。結果として8割ほど訳してしまいました。DAISY 2.0 の日本語訳はすでにありますが、2.02の日本語訳はまだないようですし、せっかくなので全部訳してみました。あくまで「一人輪読会」レベルのものですが、公開します。

 この日本語訳は、上で述べたように私自身のDAISY 2.02に対する理解のために個人的に訳したものであり、当然ですが、DAISY Consortiumの公式な日本語訳ではありません。また、翻訳の正確性、その内容について一切保証をするものではありません。ご注意ください。

参考

Bookshareで個人ユーザーが最も早く簡単にアクセシブルな本を読む方法

DAISY図書などのアクセシブルコンテンツを集めた米国の電子図書館Bookshareを個人ユーザーが使う場合の、最も簡単で早い方法をBookshareブログが紹介しています(サポートチームによくされる質問なのでまとめたとか)。

 動画も公開されています。

 上の動画で紹介されるBookshareのWeb ReaderのUIがほとんどReadiumと同じなので、おや?と思ったのですが、調べてみたらやはりReadiumをベースとしたものでした。

 Bookshareでは、ReadiumをベースにDAISYも読めるように開発をしたのでしょうか。DAISYに対応しているかどうかも気になりますが、現行のReadiumは操作性から見てもまだDAISYユーザーが満足する機能がないように思えますので、Bookshare版では、そこもどのように拡張開発したのかが気になるところです。
#Benetech社のgithubリポジトリには、DAISY Pipeline 2のスクリプトも置かれていますので、もしかしたらビューワーに移す段階で、DAISYからEPUB3に変換しているのかもしれません。
 ちなみにBookshareで個人ユーザーが最も早く簡単にアクセシブルな本を読む方法は以下です。

  1. Google ChromeでBookshareにログインします。
    Bookshare_login
  2.  

  3. 読みたい本を検索します。
    bookshare_Search
  4.  

  5. 検索結果一覧の各書籍に表示される“Read Now”をクリックします。
    readnow
  6.  

  7. Chrome拡張プラグインのインストールが求められるので、インストールします(プラグインのインストールは最初だけです)。
  8.  

  9. 本が開きますので
    openbook
    openbook2
    TTSボタン開始ボタンを押して、読み上げをスタートさせます。
    tts

なお、Bookshareの個人会員登録の対象はそのサービスの趣旨から読書に障害を持つ方になっています。

平成25年度マルチメディアデイジー教科書アンケート結果

 2月に行われたシンポジウム「デイジー教科書の現状、課題、そして将来に向けて」の資料の一部として日本障害者リハビリテーション協会が平成25年度に行ったマルチメディアデイジー教科書アンケートの結果が公開されています。

 
 マルチメディアDAISY教科書については、以下が参考になる。

関連エントリ