以下のエントリで紹介したように、Open Annotationなイベントが4月に連続して開催されました。その1つのW3Cのワークショップで、W3C Annotation Working Groupの憲章案について議論が重ねられたようです。
そのWorkshopのサマリ−、関係者の提案、発表スライド、発表動画が以下でまとめられた形で公開されています。
以下のエントリで紹介したように、Open Annotationなイベントが4月に連続して開催されました。その1つのW3Cのワークショップで、W3C Annotation Working Groupの憲章案について議論が重ねられたようです。
そのWorkshopのサマリ−、関係者の提案、発表スライド、発表動画が以下でまとめられた形で公開されています。
Annotatorはウェブページにアノテーションを付与する機能を実装できるオープンソースのJavaScirptライブラリです。シンプルなものであれば、自分のウェブサイトにアノテーションを付与する機能を簡単に実装できるようです(自分では試していない)。開発はOpen Annotation関係者のようですので、Open Annotation Data Modelを使用しているのだろうと思います。(Open Annotation系の語彙を追加するモジュールもあるようですし)
Annotator
http://annotatorjs.org
拡張しやすいように開発されているらしく、プラグインで機能を追加することもできます。サードパーティのプラグインの開発も歓迎しているようで、サードパーティのプラグインが以下で公開されています。映像にアノテーションを付与する機能を追加するプラグインやWordpressやDrupalといったCMSのモジュールとしてプラグインなど様々なタイプのプラグインが公開されています。まだ無いですが、EPUBやPDF、画像、音声にアノテーションを付与するようなサードパーティによるプラグインの開発なども想定しているようです。
このライブラリを使用しているサービスが以下に公開されています。教育分野での利用が結構多い。見覚えのあるUIだと思ったら、Hypothes.isもこのライブラリを使用しているんですね。
開発者であるNick Stenning氏がこの4月に行われたI Annotate 2014でAnnotatorを紹介しています。
この件、わりと細かく追っていますが、2月のエントリで紹介したW3C Annotation Working Groupの憲章案がW3Cの諮問委員会(Advisory Committee)のレビューの段階に入ったようです。このままうまく進めば9月にW3C Annotation Working Group立ち上げとなるようです。
WGでは以下をスコープとしています。
※2014/97/16 追記
その後、W3Cの諮問委員会にレビューされている憲章案が公開されました。
このWGで検討される仕様は以下の6つです。いずれの仕様も2016年7月にW3C勧告にするマイルストーンが示されています。
Ivan Herman氏がこの4月に行われたI Annotate 2014でW3C Annotation Working Groupの今後について紹介しています。
W3C Annotation Working Group and Charter Progress ~ Ivan Herman @ I Annotate 2014