2018年のオーディオブック市場の動向とユーザーの利用状況

2018年のオーディオブック市場の動向とユーザーの利用状況をまとめた報告がGood e-Readerに掲載されています。

 読んでいて、個人的に気になったところ。雑な抜き出しですいません・・・汗。

  • Audibleのシェアが最も高く、一つ頭抜けているが、他のサービスもそれなりのシェアをとっている。
  • 米国が最大のオーディオブック市場
  • 54% のオーディオブックの利用が45歳未満
  • 家での利用が57%で車での利用が32%
  • 米国の公共図書館でのオーディオブックの貸出を増加。Overdriveは図書館市場におけるオーディオブックの雄であるが、Overdrive
    のサービスでは、オーディオブック利用が前年比で29%の増加。Bibliotheca Cloud Libraryというオーストラリア、カナダ、米国にある3000の図書館に60,000タイトルのオーディオブックを提供している。
  • 全体の24%がスマートスピーカーを使ってオーディオブックを利用したことがあると回答し、5%がスマートスピーカーで最もオーディオブックを利用していると回答

カナダの大学図書館が提供するプリントディスアビリティ向けサービス ACE (Accessible Content E-Portal)

 カナダのオンタリオ州大学図書館コンソーシアム(Ontario Council of University Libraries : OCUL)が提供するScholars Portalという学術文献のデジタルリソースを提供するサービスがあります。60万の学術文献の電子書籍を検索・利用できるScholars Portal Booksや3000万の学術論文を検索・利用できるScholars Portal Journalsなどを様々な提供していますが、プリントディスアビリティのある学生向けにアクセシブルなコンテンツを提供するACE (Accessible Content E-Portal) というサービスも提供してます。2012年にパイロットプロジェクトとして開始し、2015年に本格サービス化しました。

 Scholars Portal の Annual Reportsによると、Internet Archive (IA) Canada ともパートナーシップ協定を結んで、紙の資料からデジタル化して16000タイトルの書籍のテキストデータをプリントディスアビリティのある学生に提供しているほか、IAが提供する100万を超えるプリントディスアビリティ向けのコンテンツに直接アクセスできるようになっているようです。カレントアウェアネスが記事にしていましたね(初めて意味するところがわかった)。

 FAQを読むと、学生がデータをダウンロードして利用できるタイトルも、新たにテキストデータの製作をリクエストできるタイトルも所属する大学図書館で所蔵している資料に限定される、利用後は削除を求めていることがわかります。障害学生の情報保障の枠内でサービスを提供しているようです。

 以下の動画にACEで学生からテキストデータのリクエストを受けてからデジタル化、テキスト化、提供に至るまでのフローが、IAとの連携協力も含めて紹介されています。

 以下は私も未読で、軽く紹介するにとどめますが、オンタリオ州大学図書館コンソーシアムは、大学図書館におけるベストプラクティスを集めたツールキットを2014年に出したり、

障害学生にとってのアクセシブルなメディアとは何か、法的基盤、そして、アクセシブルなデータの製作プロセスを調査し、2015年に以下の報告書でまとめています。これがACEのベースになっているのかな?