もはや旧聞に属することですが、2017年3月にSchema.org3.2でアクセシビリティに関する以下の語彙が追加されています(すでにこのブログでは繰り返し触れている語彙ですが)。EPUB Accessibility 1.0(2017年1月公開)がSchema.orgの語彙を採用する形で以下の語彙を導入していましたが、順序としては、Schema.orgに正式に取り込まれる方が後だったのですね。
それぞれの語彙の詳細は、すでにEPUBのアクセシビリティ仕様のエントリで書いたので、そちらを参照してください。この3つの語彙は、digital publishing communityとEpub 3.1 Accessibility Working Groupからの提案だったようです。EPUB Accessibility 1.0の検討と同時変更だったのですね。アクセシビリティメタデータの中でaccessModeとaccessModeSufficientの語彙は考え方としてかなり画期的だと考えていますが、この語彙が検討された経緯、もう少し調べてみたいですね。以下にリンクだけ掲載しておきますが、GitHubのスレを読めばよいのだな、たぶん。
- schema blog: Schema.org 3.2: courses, fact-checking, digital publishing accessibility, menus and more…
- リリースノート
- Proposal of accessMode, accessModeSufficient, and accessibilitySummary properties for e.g. epubs · Issue #1100 · schemaorg/schemaorg · GitHub